民報サロン5ラウンド目。終盤戦です!残すところあと1回。
私たちの人生、は本当に「選択の連続」です。丁度選挙のタイミングだったこともあり、「選択」することについて普段思っていたことを書きました。
「チョイスイズユアーズ」
「なんで宿題とかさ、毎日毎日勉強しなければいけないの?」と、もし子どもに聞かれたら皆さんは何と答えますか。もしくは子どもの頃どう思ってましたか。そんな時、私は「選択肢を増やすためだよ」と答える。
将来、こんな職業に「なりたい」「なりたくない」は置いといて、いろんな勉強をすること、さまざまな体験をすること、知識を付けることで将来の選択肢は多くなるのではないかと思っている。もちろん選ぶのはあなた(子ども)次第だけれど。
そんな私は夏休みの宿題は最終日、面倒くさいことは後回しで遊びに夢中だった少年時代。子どもに偉そうに言えるほど勉強ができる方ではなかったわけだが、もっと勉強やっときゃ良かったな、と今になってつくづく思う。今でも勉強の日々だ。それは専門家としての知識のアップデートはもちろんだが、私を頼ってくれたお客さまへの最善の選択肢を増やし、提案できるようにするためだ。
かのシェイクスピアが「人生は選択の連続である」という言葉を残している。私たちはこれまでの人生の中で大なり小なりの選択を、まるでパチンコの玉のように右に左に転がって、無数の選択肢から「最善の」、または「嫌々ながら」、もしくは「感情に任せ」、はたまた「欲に負けて」なのか、いろんな要因と理由によって必ず道を選択し今ここにいる。
その今さえも小さな選択が無限に続いている。それは意識的に選んだのか、無意識に選択したのか。どちらにしてもあなたの選んだ道で人生という物語が続いていく。「新聞を取る」という選択をしていなかったら、そもそもこの文章を読んでいただけていないだろうし、人と人とのつながりやご縁があってこそ、この度の執筆する機会を頂いている。そんなことを突き詰めて考えると、毎日が奇跡の瞬間の連続なのだろう。あなたに出会えたこと、今生きていること、仕事をさせてもらっていること、友人、家族、うれしいこと、辛いこと、悲しいことー。
不安定な状況や悪い状況では視野が狭くなる。思考が停止する。選択肢があるのに辛さや苦しさから逃れるため、あたかも一つの道しか無いように心がとらわれてしまう。その先が行き止まりであろうとも。そんな時は選んだ道があたかも自分が選択したような気がしているが、何かに心が支配されている時は「支配」に選択させられているのだ。でも忘れないでほしい。どんな状況に置かれていても、そこに選択肢が必ずあることを。心が恐怖や苦しさに支配された時、それでも選択肢が必ずあるということを心の片隅に覚えておいてほしい。誰かに相談してもいい。
「間違い」を選んだとしても「引き返す」という選択肢もある。私は間違いに気付いた瞬間からのバックギアは相当早い。人生はトライ&エラーの繰り返しだ。一番大事なのは失敗してもその非を受け入れ、次の行動に移す姿勢なのだ。できればもっと自分らしく生きたい。なるべく後悔の無いように生きていたい。それは誰しもが思う、ある種の願いだ。自分の人生のこの先なんて、どうなるか誰にも分からない。今日も自分が選んだ道を信じ、一生懸命生きてみようじゃないか!(郡山市安積町、コノマチ不動産社長)
福島民報 2025年7月23日 朝刊より

本当は、今は亡き妹に伝えたかった話でもあります。
でもその当時はそんなことも考えれなかった、言葉にできなかったと思いますし、自分の人生を生きるので精一杯でした。今だからこそ、この夏休みだからこそ伝えたい話です。