2年前にお預かりした郡山市外れの古民家。
震災ちょっと前から空き家になっており、屋根裏には動物の進入もありそうな感じ。
未登記の増築。
浄化槽も壊れている。
シロアリもいそう。
水道管も使えるか不明。
進入口も狭い。
悪い箇所の指摘をあげればキリがない。
ただ、今の家にはない、立派な梁や柱、昭和ガラス、木製サッシなどが経年しても存在感を増す、ビンテージのような風合いでかっこいいと思った。
売主さんと協議をした結果、古家付き土地として売却を行うこととなった。
解体費用は買主さん負担で。
この2年で何組案内しただろう。
現地について5分と立たず案内が終わったお客様もいた。
「この建物つかえますか?」といった問い合わせも多くいただいた。
「いや~厳しいと思いますよ。」
この場合の「厳しい」は先述の通りの状態で、リノベーションするより建替えたほうが安いかもなと考えたからである。
先日ご案内したお客様も同様の質問を電話で頂いた。
それを聞いた上で現地を見てみたい、ということで建物の中を案内する流れに。
建物の中を案内したのは半年ぶりか、前回よりも傷んだ箇所も見受けられる。
埃っぽい室内を全部見て頂き諦めるだろうな、とも思った。
そしたらなんと古民家を自分たちでDIYで直して住みたいという。
親族に大工をしている人がいて、資材調達も可能とのこと。
私の想像の斜め上の回答で驚いた。
その後、お申し込みから条件調整、そんなこんなで本日契約に至った訳です。
何が言いたいかというと、
「自分の勝手な先入観で物事は測れないこと」
「安易な提案で解体はしない方がいいこと」
「どんな物件でも必要とするひとがいるということ(これは価格次第も大きいけど)」
今回の取引でお客様から学ばせて頂いた。
今後どのように直していくのか、応援の気持ちを込めて、完成をまた見せて頂きたいと勝手ながら思っています。






